最近、IoT 機器のネットワーク解析を行うために、中間者攻撃用の Wi-Fi AP を作ろうと思い、とりあえず手元のラズパイに Kali Linux をインストールしました。その際、ラズパイ用の Kali Linux ARM images に 64bit 版が追加されているのを見つけたため、せっかくなので 64bit 版を選択してみました。
利用環境
PC
$ uname -a Darwin NaonoMac-mini.local 18.2.0 Darwin Kernel Version 18.2.0: Fri Oct 5 19:41:49 PDT 2018; root:xnu-4903.221.2~2/RELEASE_X86_64 x86_64
Raspberry Pi 3B+
microSD カード
Samsung microSDカード64GB EVOPlus MB-MC64GA/ECO
インストール手順
Kali Linux イメージをダウンロード
以下のページから、RaspberryPi 3 用の 64bit 版 Kali Linux をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは xz 形式のため、自身の環境の解凍ソフトで解凍してください。
microSD カードの初期化
microSD カードの初期化を行います。私は mac を使っているため、ディスクユーティリティを利用しました。
- 初期化を行う microSD カードを選択
- 名前、フォーマット、方式を入力
- 初期化を実行
イメージファイルの書き込み
microSD カードに OS のイメージファイルを書き込みます。書き込みにはイメージ書き込みツールのEtcherを利用しました。
- 書き込むイメージを選択
- 書き込み先の microSD カードを選択
- 書き込みを実行
OS の起動
書き込んだ microSD カードをラズパイに挿入し起動します。デフォルトの root パスワードは toor です。起動したらインターネットに接続し、アップデートを行います。
# apt update # apt upgrade # apt dist-upgrade # apt autoremove
無事にインストールが完了しました。
おわりに
今回はインストールまでしか行っていませんが、実際にラズパイを利用した IoT 機器のネットワーク解析についても今後記事にしようと思います。